【熱帯】熱帯とか熱帯とか熱帯
みなさん、こんにちは!図書館長わんこです。
前回に引き続き、またまたわけのわからないタイトルになってしまいました。
でもこれは仕方のないことなのです。
どうしようもない、必然なのです。
回避しようがなかった、とでも言いましょうか。
あえて何故を語るとすれば、森見先生のせいなのです。
森見先生が、こんなにも不可思議で大変面白く、非常に趣深い作品を書いたために、僕もこんなタイトルをつけることになったのです。
僕以外のだれかがこのブログを書いているとして、この記事の構想に入った時、おそらく同じようにこの不可解極まりないタイトルをつけるのです。
この本を読了していたなら、他に思いつかないはずなのです。
なぜならこの本は熱帯だから。
熱帯であって熱帯だから。
熱帯であり熱帯。
熱帯だから熱帯。
熱帯の中の熱帯。
そもそも熱帯とはなんなのか?僕にもちょっとわかりません。
そんなわけで、今回紹介する本はこちら!
森見登美彦先生著 「熱帯」です!
こりゃあ、また、インパクト大な帯!笑
帯を見ただけで興奮がふつふつと湧き上がってきます。
語りたいこといっぱい!
とまらなくなる前に、本の紹介にいきたいと思います。
※ネタバレは一切ありません。
概要
改めまして、今回紹介する本は「熱帯」です。
著者は森見登美彦先生です。
管理人が本にハマるきっかけとなった作品である「夜は短し歩けよ乙女」を書いた大大大先生でございます!
※この「熱帯」という本は2018年11月発売で、現在はまだハードカバーでしか出版されていません!文庫派の方々、今回だけはどうかハードカバー、手にとってみませんか。
普段本読まないけど、森見作品は読んだことある!という方も多いのではないでしょうか?(管理人の周りには結構多いです。)
森見先生といえば、京都文学の代表格といっても過言ではないのではないでしょうか。
(さてさて京都文学ジャンルが存在するか否かの討論は、ここでは避けましょう。)
ポップでキュートでぽわぽわな黒髪乙女がお酒をたらふく飲みこんだと思ったら
天狗や仙人が堂々と京都の街を闊歩したり
どうしても薔薇色から遠ざかってしまう星のもと生まれた青年が闇鍋をかっくらったりしているような、ファンタジー(?)な物語が多い森見作品ですが
この「熱帯」はというと、少し雰囲気が違ってきているのです。
夜は短し歩けよ乙女、四畳半神話大系、ペンギンハイウェイなどを陽森見、
きつねのはなし、宵山万華鏡、夜行などを陰森見、と仮定したとします。
(森見先生すみません!!!!!勝手に仮定しました。ぼくの独断と偏見による仮定です。みなさまも大変軽い気持ちで見ていただけると助かります。)
では「熱帯」は?
ぼくの所感では、「陽と陰の中間を陽寄りに突き抜けていった作品」でした。
なんだそれは。
結局そんなへんなところを突き抜けていくなら、その事前の仮定はなんだったんだ。
どちらにも属さないなんでわかりづらいではないか。
そんな意見が痛いほど伝わってきます。
わかります。すみません。
うまく説明できないぼくの落ち度なのです。絶賛成長期。これから伸びます。今日のところはそれでご勘弁を。
みどころ
「熱帯」のみどころ。
といっても、ネタバレを禁じてる身なので語れることが大変すくないのです。
この制限の中、どれだけみなさまに熱帯の魅力を伝えられるのかがぼくの力の見せ所なのですが、そもそも見せられるだけの力がないということに気が付いているのです。
全く。力不足もいいところだ!
もどかしい!
だからといってここで執筆をやめるわけにはいきません。
だって紹介したいじゃないですか。こんなにもすばらしい作品。
あらすじはネタバレになりませんよね...。
この「熱帯」という本。
ざっくり言うと、「誰も最後まで読んだことのないといわれる幻の本「熱帯」をめぐるファンタジックミステリアスストーリー」です。帯にもかいてある通りですね。
(ファンタジックミステリアスストリーリーかどうかは、読み手によって変わるかもしれません。。。)
熱帯が謎を呼び、謎が熱帯を呼ぶ...。
対象年齢は少し高いかもしれませんね。
読み進めていくうちに、自身も熱帯に魅了されてのめり込んでいくのですが、その魔力は大変強く、小学生などが読んでしまったなら、それこそ戻ってこれなくなってしまうかもしれないからです。
僕も危なかった。
ちょっとでも気を抜いたら、今頃は熱帯を探して放浪していたかもしれません。
さて、あなたも気をしっかり持ちながら読み始めることをお勧めします。
まとめ
今回もそろそろ終わりのお時間が近づいてきました。
熱帯の魅力、伝わったでしょうか。笑
貴君はまたこんな中身すっからかんな記事を書いて。自分の脳内を明確に表現しているつもりなのか。そんなにスペースが余っているなら何か詰めておくといい。唐揚げとか。
なんて声がどこからともなく聞こえてきそうです。
ほんとすみません!
でも、これが精一杯!手を抜いているわけではないのです。僕のこの情熱が、熱帯のこの魅力が、どうか一人でも多く伝わりますように。
そして、一字でも多くの活字が世の皆さんの目に届けられますように。
心から祈っております。
それでは、こんなところで本日は終了です!
また次の本でお会いいたしましょう。